河村クリニック|大阪市天王寺区上本町の内科、泌尿器科|人工透析

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泌尿器科

泌尿器とは尿を分泌する器官です。主に、泌尿器科では泌尿器の疾患や異常を扱いますが、それ以外にも男性生殖器や更年期障害も診療を行っております。

前立腺肥大

前立腺肥大

男性の膀胱出口で尿道を包むようにあるもので、精液を作るのに重要な役割をする器官です。この前立腺が肥大するために尿道や膀胱が圧迫され、さまざまな排尿障害が出てくる病気が前立腺肥大症です。
前立腺肥大症の患者数はここ20年以上、増加しつづけています。

症状
夜中におしっこに何度も起きる。おしっこの勢いが弱い。おしっこが出るまでに時間がかかる。残尿感がある。おしっこがしたいのになかなか出ない。少量の尿漏れがある。

尿管結石

尿の中に含まれている物質が腎臓の中で結晶をつくり固まったものが結石です。
結石は最初は非常に小さいものですが次第に大きくなり、腎臓から尿管、膀胱に移動します。結石の移動した部位によって腎臓結石・尿管結石・膀胱結石と名称が変わります。
日本人の生涯罹患率は食生活の欧米化によって近年増加傾向にあります。

症状
結石のある場所や大きさによって症状が異なります。腎臓にある場合は無症状のことが多く、血尿で発見されることもあります。
尿管結石は発作的に背中から横腹、下腹にかけて非常に激しい痛みが生じます。膀胱に近い部位にある尿管結石の場合は頻尿や膀胱刺激症状があらわれることがあります。

血尿

血尿とは、尿に血が混じることです。はっきりと目に見える「肉眼的血尿」から、尿検査をしてみて初めてわかる「顕微鏡的血尿」まで程度はさまざまです。
尿は左右対になっている腎臓で血液を濾過してつくられ、尿管を経て膀胱にためられ、尿道から排泄されます(総称して尿路といいます。)従って、血尿はこれら尿の通り道のいずれかの部位から出血することにより生じます。
病的なものから放置してよいものまでいろいろな原因が考えられます。
何の症状もないのに血尿が現れ、程度がひどくなっていく場合は要注意です。

症状
肉眼適血尿は、目に見えるぐらいの血尿ですが実際は、貧血を起こすほどの出血はまれで、たいした量ではないことがほとんどです。痛みを伴う血尿は、尿路結石や急性炎症、急性腎盂腎炎等の可能性が強いです。

膀胱炎

膀胱炎

膀胱炎とは、膀胱粘膜に炎症が引き起こる病気です。
その原因は尿道からの細菌感染により引き起こされます。細菌にもいろいろと種類がありますが、そのなかでも大腸菌により感染を引き起こすケースがほとんどで、その他、セラチア、ブドウ球菌があります。
そして、膀胱炎患者のほとんどは女性であるのも特徴です。その理由は、女性は男性に比べて肛門から尿道までの距離が短く、その上、膀胱までの尿道の長さが4cmと大変短いために細菌感染しやすいのです。つまり、排便後の拭き残しや不潔な性行為等により細菌感染が起こるのです。

症状
頻尿、排尿終了時にツーンと強い痛みが残り、排尿後も痛みが残ります。尿意切迫感や尿の中に白血球などが出てくるため、尿が白っぽく濁ります。

更年期障害

更年期障害

更年期障害といえば、女性のものと思われてきましたが、近年は男性にも更年期障害があることが明らかになってきました。
女性の更年期障害は閉経前後の卵巣の急激な機能停止によって起こると考えられていますが、男性の更年期障害は加齢によって血中のテストステロン、すなわち男性ホルモンの低下により起こることがわかってきました。
また、環境的に仕事上からのストレスや肥満や、運動不足なども間接的要因として挙げられます。

症状
  • やる気が出ない
  • 集中できない
  • イライラする
  • すぐのぼせる
  • 急に白髪が増えた
  • お酒が飲めなくなった
  • 性的能力が著しく減退した
  • 肩こりや腰痛が頻発するようになった
  • 大声で笑ったり怒ったりしなくなる

一人で考え込まないで、まずは医師に相談しましょう。

性感染症(STD)

性感染症(STD)とは性行為で感染する病気のことです。性感染症(STD)は飲み薬だけでは治らないケースが増えています。予防方法の主なものに、コンドームの使用があります。ただし、オーラルセックスでも性病は感染してしまいます。風俗店での感染するケースも見られます。性感染症のためにも、オーラルセックスにおいてもコンドームの使用をおすすめいたします。

淋菌性尿道炎

淋菌は非常に弱い菌ですから、室温で乾燥したり、高温や低温になったり、酸素にさらされるとすぐに死にます。つまり粘膜から粘膜への直接の受け渡しがなければうつりません。

症状
男性は尿道から大量の黄色いうみが出ることが特徴的です。
排尿時に尿道に焼けるような痛みがあります。女性は腟炎や子宮頸管炎となり、オリモノが増加しますが、自覚症状は出ません。
感染してから2~10日で症状が出ます。
治療
抗生物質の投与で改善します。しかし最近、薬剤耐性の淋菌が増加しているので最初の薬(例えばキノロン薬など)が無効で2~3日で症状が改善してこない場合があります。このようなときには再度受診し薬を別系統のものと変更してもらう必要があります。薬をのみ始めて2~3日すれば淋菌の感染力は低下します。

クラミジア尿道炎

クラミジア・トラコマチスというウイルスと細菌の中間のような病原体で起こります。目のトラコーマと呼ばれていた病原体と同じ種類の菌です。

症状
感染機会後3~7日で尿道が痒くなり、下着にシミを付けます。しかし排尿時の痛みはありません。
女性は腟クラミジアとなりますが、症状はありません。
治療
抗生物質を2週間投与します。性器のクラミジア感染症が進行すると、男性では副睾丸炎や前立腺炎となり、女性では卵管炎などの骨盤内炎症性疾患となり、下腹部痛が持続します。
この段階まで進むと将来、不妊症になる可能性が高くなります。

梅毒

梅毒の病原体は、性行為によって皮膚や粘膜の小さな傷から感染します。また、唾液や血液などからも感染する可能性があり、オーラルセックスでの感染も気を付けなければなりません。

症状
梅毒の症状は、第1期から第4期に分類されます。
  • 第1期(感染から約3カ月)は、赤いシコリや腫れ物ができます。
  • 第2期(感染後3カ月~2年くらい)は、病原体が全身に広がる時期。発疹や発熱、頭痛、だるさなどの症状が現れます。
  • 第3期(感染後2年~3年以降)は、感染後、2年~3年を過ぎると、硬いしこりやゴムのような腫れが出て次第に大きくなります。
  • 第4期(感染後10年以上)は、神経をおかす事になり、全身の麻痺、精神錯乱、大動脈瘤などの症状が現れます。
治療
点滴、内服での抗生物質の投与で治ります。

尖圭コンジローマ

ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)によって起こる感染症で、性器の接触によって感染するイボのようなものです。尖圭コンジローマはHPVの6型、11型で起こる良性腫瘍です。

症状
亀頭や陰茎の皮膚に粟粒大~米粒大のピンク色で先がとがったギザギザした軟らかいできものが多数できます。特に痛みやかゆみはありませんが、ひっぱったりすると血が出ます。
治療
5-FU軟膏を塗ったり、液体窒素で凝固して取ったりしますが、しばしば再発します。女性では腟の中にできることがあります。この場合は軟膏で治療します。